ギリギリ出社はあり?なし? 6割以上の学生が「なし」と回答

人材紹介・派遣、IT人材のキャリア支援など人材関連事業のレバレジーズ(東京都渋谷区)が運営する新卒向け就活エージェント「キャリアチケット」は、2018年9月7日~14日に同サービスの登録者、男女244名を対象に「出社時間・退社時間に関する意識調査」をWebアンケートで実施した。


今回の調査の結果の概要としては、次のものが挙げられる。

  • 63.4%の学生が、ギリギリ出社は「なし」と回答
  • 定時を過ぎてすぐに帰れないことは、離職の原因につながると思うのは約6割
  • 退社時間のイメージは、定時を過ぎてから1時間以内
  • 出社時間のイメージは、始業時間の30分前
  • 9割の学生は、働き方改革が進んでいる企業への入社を希望


就職活動中の学生に対する『入社をしたらギリギリ出社はありか』という質問に、63.4%がギリギリ出社は「なし」と回答している。「あり」と答えたのは、36.6%であった。

一方、正社員、契約社員に同様の質問をしている。対象は同社が運営するフリーター・第二新卒・既卒向け就職支援サイト「ハタラクティブ」の登録者で、正社員、契約社員の男女224人。同じ期間と調査方法は「キャリアチケット」と同じ。こちらでは、71.4%の人がギリギリに出社は「あり」、28.6%が「なし」と答えた。学生と社会人では、出社時間に対する意識や考え方の傾向が真逆であることがうかがえる結果となった。



以降は、就職活動中の学生に向けた質問となっている。『定時を過ぎてすぐに帰れないことは、離職の原因に繋がると思うか』との問に、56.2%が「思う」、43.8%が「特に思わない」と回答をした。学生の半数以上が、定時後にすぐに帰れないことを問題視していることが見て取れる。



『退社時間は、定時を過ぎてからどのくらいをイメージしているか』という質問には、42.1%が「1時間以内」と回答した。26.8%が「30分以内」、19.6%は「2時間以内」と答えた。「定時」と回答したのは6.0%。残業が発生する可能性があること、社内の雰囲気等ですぐに帰れない日があることを、現実的に考えている学生が多い傾向がある。



『始業時間よりどのくらい前に出社しようと考えているか』では、33.6%が「30分前」、31.1%は「20分前」と答えた。つまり、6割以上の学生が始業時間の20分〜30分前に出社しようと考えていた。



『働き方改革が進んでいる企業へ入社したいと思うか』の問いには、88.9%が「思う」と答えている。「思わない」と答えたのは、11.1%だった。



これらのことから、一般的に言われている終業前、終業後の現状を踏まえつつも、働き方を重視している学生が多いことがうかがえた。

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