『女性のストレスレベル別 家族の睡眠ルール』

低ストレス女性のポイントが高い「家族でほぼ同じ時間に起きる」では高ストレス女性ともっとも開きがあった。また、低ストレス女性は、「シーツや枕カバーは毎日替える」、「寝る前は暖色や間接照明にする」、「完全に消灯して寝る」など、睡眠環境への気配りも見られる。

一方、高ストレス女性は、「自分が一番遅く寝る」、「パートナーと寝る時間に差がある」、「平日と休日の就寝・起床時間に2時間以上差がある」において高いポイントを示しているように、低ストレス女性と、就寝・起床時間に大きな違いがある傾向にある。

また、仕事をしながら家事の切り盛りもする既婚・有職女性の睡眠時間も深刻になっております。14万人の全体調査から、既婚・有職女性を抽出し睡眠時間を調べたところ、休日の睡眠時間「5時間以下」の割合は、60代を除き、女性全体の9.7％を上回った。中でも20代は15.4％で、20代の既婚・有職女性の休日の睡眠時間に危険信号が灯る形となった。

『休日の5時間以下睡眠』

前述の結果から「自分が一番遅く寝る」ことが、ストレスの差に大きく結びついていることが分かった。調査では、さらに既婚・有職女性を抽出し睡眠時間を調べている。本来ならばしっかり休養したい休日の睡眠時間が「5時間以下」と少ない人の割合は、20代～50代で、女性全体の9.7％を上回る結果。中でも20代は15.4％と、男性全体の14.6％をも上回っていた。

高ストレス女性ですが、仕事をしながら家事の切り盛りもする既婚・有職女性の睡眠時間も深刻です。「ココロの体力測定」調査から、既婚・有職女性を抽出し睡眠時間を調べたところ、本来ならばしっかり休養したい休日の睡眠時間「5時間以下」割合は、60代を除き、女性全体の9.7％を上回る結果に。中でも20代は15.4％と、男性全体の14.6％を上回りました。

『ストレスレベル別 女性の睡眠ルール』

上の集計結果を見ると、低ストレス女性は、「平日に1日以上しっかり寝る日を作る」に代表されるように、忙しくなりがちな平日の睡眠を大切にしていることが分かる。また、「スマホやPCは寝る1時間前まで」、「毎日同じ時間の就寝・起床を心掛ける」など、全般的に時間に関して気を配っている様子が見て取れる。

一方、高ストレス女性は、「寝る直前までゲーム」、「寝る時間になってもドラマの続きを見てしまう」など、就寝時間への気配りが希薄なようだ。また「無音でないと眠れない」、「90分の倍数を意識して眠る」など、睡眠に対してややセンシティブな傾向にあるようだ。

『ストレスレベル別 こだわりの快眠アイテム』

快眠を得るために、どんなアイテムにこだわっているのかを調べたのが上の図だ。寝具やアロマ、湯たんぽなど一般的に睡眠時に使われるアイテム30項目から選択してもらっている。興味深いのは、ストレスレベルを問わず、ほとんどの項目が10％以下であったこと。双方でもっとも多かった「該当なし」は、低ストレス女性で53.8％、高ストレス女性で42.0％であった。

快眠を得るためのアイテムはとてもパーソナルなものであり、実は顕在化していないものが多数あるのではないかということが推測される。

女性は、家族の“健康”の大黒柱とも言える存在。女性の睡眠がストレスオフできれば、家族の睡眠も向上すると考えられる。就寝・起床時間への意識を高く持つ低ストレス女性の睡眠ルールをぜひ参考にしたい。