1日の読書時間は15分未満が約3割、個人差が顕著に

本離れが進んでいるといわれて久しいですが、皆さんの読書時間はどれくらいでしょうか。『1日の平均的な読書時間を教えて下さい』と質問したところ、回答の多い順に「30～1時間未満」35％、「15～30分未満」29％、「15分未満」27％という結果になりました。対して、1時間以上という回答は合計で9％にとどまっています。総合的にみると、30分を境にそれ以上と以下が約半数ずつという結果になりました。

ジャンルは「ビジネス書」人気も、「小説」「専門書」などバラエティ豊か

複数選択でよく読む本のジャンルを回答してもらいました。どのジャンルも比較的まんべんなく読書の対象として選ばれているようですが、特に「ビジネス」の回答率は60％と他ジャンルよりも抜きんでています。やはり、ビジネスに関する情報への関心が高い結果になりました。副業解禁に伴って、読書から新しいビジネスのヒントを模索している人もいるのではなないでしょうか。ほかには「雑誌・新聞」35％、「純文学・小説」35％、「ノンフィクション・エッセイ・評論」33％と続きます。

ビジネスパーソンの読書時間は就寝前と通勤時間に集中

忙しい日々で、ビジネスパーソンの皆さんはどんな時間で読書をしているのでしょうか。読書のタイミングでもっとも多かったのは「夕食後～就寝まで」で51％。次いで「家～職場までの通勤時間」が17％、「退勤後～家までの帰宅時間」が11%となり、通勤時間が読書の時間として利用されていることがわかりました。

せっかく購入した本が未読のまま山積みになってしまったことはありませんか？ 皆さんが読書をするためにどんな工夫をしているのかを、自由記述にて答えてもらいました。

【お風呂や歯磨きと同じで習慣に】

• 「ロッキングニーチェア」、という読書専用のいすを買いました。夕飯後にそこに座る、を日課にしています。本を読む時間を決めてしまう、これが一番の秘訣です。要は、習慣です。今年に入ってから、50冊くらい読んでいて、本により人生が潤っています。（従業員数：1000名以上、メーカー）
• どこへ行くにも本を1冊持っていく。（従業員数：300～1000名未満、商社・流通）
• 風呂で読む（従業員数：300名未満、商社・流通）

【通勤時間を活用】

• 週２日程度、車通勤の日数を減らし、電車通勤に切り替え、電車の中で読書をするよう心掛けている。（従業員数：1000名以上、メーカー）
• 通勤時間や空き時間を使う。そのために、スマホアプリを入れています。（従業員数：1000名以上、マスコミ・コンサル）

【自分のペースの作り方を工夫】

• 本は図書館から借りることにしています。返却期限があるので、ペースメーカーになります。（従業員数：1000名以上、メーカー）
• 時間を見つけ、少しずつでも読んでいくこと、時間がかかっても問題ないですからね。（従業員数：300名未満、サービス）
• すき間時間を利用すれば、意外と多くの本が読める。また、3種類の本を同時進行で読めば理解度が上がる。（従業員数：300名未満、サービス）

【調査概要】 アンケート名称：「ビジネスパーソンと読書」についてのアンケート
調査主体：PRO-Q編集部（ProFuture株式会社）
調査期間：2019年3月11日～4月1日
調査媒体：アンケートメディア ビズPRO-Q

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