40代が「脳の曲がり角」!? 「脳の健康に関する調査」で睡眠負債とストレスが“脳疲労”状態を招くことが判明

株式会社ネイチャーラボは2018年8月、全国の20〜60代の男女を対象に、脳の健康に関する調査を実施、結果を公表した。

調査ではまず、「脳の衰えを感じたことがありますか?」と質問。各年代での結果は次のようであった。


※株式会社ネイチャーラボ調べ

・20代…62.5%
・30代…60.8%
・40代…75.8%
・50代…80.0%
・60代…74.2%

「ある」と回答した人は、20代~30代では約61%なのに対して、40代では約76%と約15%増加。また、50代ではさらに上昇し約80%に達している。このことから、「脳の曲がり角」は40代で感じる人が多いようだ。

男女別に見ると、女性は全体で約75%が衰えを感じたことが「ある」と回答し、約66%の男性を上回った。特に30代から50代にかけて、10%以上男性より高くなっていた。特に30代では20%を超えるなど、女性は男性よりも衰えを自覚しやすい傾向にあるようだ。



※株式会社ネイチャーラボ調べ

「脳の健康のために何か取り組む必要があると思っていますか?」との問いには、全体で約60%以上が取り組む必要があると回答。

「取り組む必要があると思うと回答した人」に対して、「実際に何か取り組んでいるか」を選んでもらったところ、下記が上位に上がった。

1位:運動(37%)
2位:睡眠(35%)
3位:食事(34%)

日常生活ですぐに実践できることが上位を占めたものの、「特になし」と回答した人も約3割となり、脳ケアの必要性を感じつつも行動に移せていない人も一定数存在する結果になった。

一方、「脳の健康管理のために何も取り組む必要がないと回答した人」に対して、その「(取り組む必要がない)理由」を質問したところ、次のような理由が挙げられた。


※株式会社ネイチャーラボ調べ

1位:生活に支障がないため(34.3%)
2位:まだ早いと思っているため(31.0%)
3位:何が有効か分かっていないため(23.4%)

最も多かったのは「生活に支障がないため」で34%。「まだ早いと思っているため」が31%で続いた。多くの人が脳の健康管理を“自分ごと化”していないという結果になった。

早稲田大学の矢澤一良教授によれば、「脳細胞は35歳をピークに毎日10万個ずつ死滅すると言われており、なおかつ脳細胞が減少していることの自覚症状は極めて分かりにくく、その上、修復が不可能」とのこと。そのため、「若いうちから“脳疲労※”状態に陥らせないように予防する」のが重要だという。

※脳疲労=脳の神経細胞にアミロイドβタンパクやタウタンパクといった物質が溜まることによって、細胞傷害性が高まると同時に炎症が起きているような状態のこと。

同教授協力のもと作成された 12個の項目からなる“脳疲労チェックリスト”を使った調査では、「日本人の脳疲労度の割合」は次のような結果となった。


※株式会社ネイチャーラボ調べ

・全体…<脳疲労レベル中・高59.7%><脳疲労レベル低…40.3%>
・男性…<脳疲労レベル中・高56.0%><脳疲労レベル低…44.0%>
・女性…<脳疲労レベル中・高63.3%><脳疲労レベル低…36.6%>

実に日本人の約60%が脳疲労レベル中〜高の、脳のゴミが溜まっている状態と考えられる脳疲労予備軍という結果。また、男女の脳疲労度を比較すると、男性は脳疲労予備軍の割合が56.0%なのに対し、女性は63.3%と、女性のほうが脳疲労を起こしている可能性が高いことがわかった。

ここへ、この1年間の平均睡眠時間が5時間未満の「睡眠負債リスクを抱える人の脳疲労度」のデータを並べると、次のようになる。


※株式会社ネイチャーラボ調べ

・全体…<脳疲労レベル中・高59.7%><脳疲労レベル低…40.3%>
・睡眠負債リスクを抱える人…<脳疲労レベル中・高69.5%><脳疲労レベル低…30.5%>

脳疲労レベル中~高の脳疲労予備軍の人が約70%と、平均を約10%上回り、睡眠負債が脳疲労に影響を与える結果になった。一般的に6時間睡眠を2週間続けた脳は2日連続で徹夜をした脳と同じ疲労度と言われているが、それが1年間継続すると「脳疲労」につながりやすくなるようだ。

さらにここへ、普段何らかのストレスを感じていると回答した「ストレスを抱える人の脳疲労度」のデータを並べると、次のようになる。


※株式会社ネイチャーラボ調べ

・全体…<脳疲労レベル中・高59.7%><脳疲労レベル低…40.3%>
・ストレスを抱える人…<脳疲労レベル中・高71.1%><脳疲労レベル低…28.9%>

脳疲労レベル中〜高の人が約71%と、平均を約11%上回り、心のストレスを抱える人は脳疲労リスクも高いという結果になった。

脳疲労は脳の神経細胞にアミロイドβタンパクやタウタンパクといった物質が溜まることによって引き起こされるため、“脳のゴミ”とも言えるそうした不要なタンパク質を排出することが重要になる。これらの排出を促し、脳を健康に保つためにも、休養・睡眠を十分に取ることが大事であると言える。

(参考)
〈脳疲労チェック12項目〉
・食事がおいしくないと感じることが多くある
・夜中に目が覚めやすい
・便秘がちである
・集中力が続かない
・判断力が最近低下したと感じる
・物忘れが多い
・考えがまとまりにくい
・身体を使わないのに疲れを感じる
・無気力になることがある
・いつもイライラしている
・気持ちが沈んで暗い気分になる
・何もないのに不安に感じることが多い

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たもちゃん

年齢ですか。ガンバですね。

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