現役フリーランスは、収入よりも働きやすさを重視。会社員がイメージするフリーランス像との間にギャップ

「働き方」に対する価値観が変わりつつある中、フリーランスの働き方がこれまで以上に注目されているが、その現実とイメージ像には、どれくらいのがギャップがあるのだろうか。総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社は現役フリーランスとして働く300名と、会社や団体で働くビジネスパーソンでフリーランスとして働くことに興味がある300名を対象に、「フリーランスという働き方に関するアンケート調査」を実施した。


まずは、「フリーランスとして働くメリット」を、現役フリーランスと会社員、それぞれに尋ねた結果を比較してみよう。

1位はどちらも変わらず、「自分のペースで仕事ができる(現役フリーランス60.7%、会社員65.7%)」。

しかし、2位の回答は両者で分かれ、現役フリーランスは「自分のやりたい仕事ができる」(53.0%)、会社員は「収入を増やしたい」(63.7%)がランクインした。

注目すべき点は、「収入を増やしたい」は、現役フリーランスでは12位と他の項目よりも下位にあり、重視していないことが分かった。




次に、「フリーランスとして働くデメリット」を比較してみる。

両者とも1位は「収入が不安定」(現役フリーランス72.7%、会社員50.0%)を挙げており、デメリットに関しては、イメージと現実に乖離がない結果になった。

しかし、こちらも2位の回答が両者で分かれ、現役フリーランスは「社会的信用が低いこと(42.1%)」、会社員は「仕事を自らとってこなければならない(41.3%)」を挙げている。「福利厚生の整備」も、同様にフリーランス・会社員間で差異が生じており、特筆すべき点であろうか。




続いて、「現役フリーランスに絞った意識調査」の結果を見てみる。

現役フリーランスに対し、「何に将来的な不安を感じるか」を尋ねると、「顧客(仕事)の継続的な確保(41.3%)」が最も多く、次いで「収入単価の低さ(39.7%)」、「自身の健康の維持(39.7%)」が続いた。その一方で、13.7%の人は「特に不安はない」と回答している。



また、現役フリーランスに対し、「今後、希望する働き方」を尋ねると、77.3%が今後も「フリーランス」を継続したいと回答。

「会社員として働きたい」は4.3%で、自分のペースで働くことができるフリーランスという働き方を今後も希望していることが分かった。

会社員と比較すると、「収入が不安定」、「社会的信用が低い」などのデメリットも感じているものの、それらを踏まえたうえで積極的にフリーランスという働き方を選択していることが分かった。




一方で「会社員に絞った意識調査」の結果を見てみよう。

本調査に協力した、フリーランスとして働くことに興味がある会社員に、「フリーランスだけで働きたい」のか「会社員とフリーランスとの副業で働きたい」のかを尋ねると、7割以上が「会社員とフリーランスの副業で働きたい」と回答。

会社員として安定した収入を得ながら、フリーランスに挑戦したいという意向のようだ。




そもそも、フリーランスとして働くことに興味がある会社員の人たちは、どういった理由からフリーランスに興味を持っていたのだろう。

回答結果を見ると、「会社員の収入よりも高い収入を得たい(39.7%)」、「複数の収入源を得て経済的な安定を得たい(36.3%)」など、主に収入に関する理由からフリーランスに興味があることが分かった。




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