株式会社クラウドポートは2018年9月、20〜30代の女性360名を対象に、お金の使い方に関するアンケート調査結果を実施、結果を公表した。


※株式会社クラウドポート調べ

「夏休みにお金を使い過ぎたと感じますか？」との質問では、半数以上（55.3％）が「使い過ぎた」と感じていると回答。


※株式会社クラウドポート調べ

その使い道は「食費・飲み代」（60.3％）が最多。次いで、「レジャー」（42.7％）、「買い物」（41.7％）という順。「国内旅行・海外旅行」はそれらに続いて4番目に多かったものの、32.2％に留まった。

「お金を使いすぎた・お金が必要だと感じた時の対策方法」を訊くと、結果は以下の通りであった。


※株式会社クラウドポート調べ

節約する（66.7％）
フリマアプリなどで所持品を売る（25.0％）
バイトや副業をする（22.5％）
特に何も対策をしない（14.4％）
良い投資／資産運用方法がないか調べる（10.8％）
投資／資産運用を実際に行う（6.4％）
その他（0.3％）

節約して支出を抑えることを考えたり、所持品をお金に換えたりすることを考える人が多い中、「良い投資／資産運用方法がないか調べる」（10.8％）人や「投資／資産運用を実際に行う」（6.4％）人は、全体の17.2％に留まった。

お金を増やしたいことがあるかと訊くと、実に96.4％が「ある」と回答。また、「投資や資産運用に対して、どれくらい興味がありますか？」と尋ねたところ、38.6％は「興味がない」と答えた。つまり、全体の6割以上は、興味を持っていることが分かった。そのうち、17.5％が「既に行なっている」（11.9％）、「近いうちに始める予定」（5.6％）と回答。43.9％が「機会があればチャレンジしたい」と答え、投資や資産運用に興味を持つ人が、潜在的に多くいることが明らかとなった。

では、「投資や資産運用に対するイメージ」をどう持っているのだろうか。複数回答で選んでもらった結果が下記だ。


※株式会社クラウドポート調べ

・難しそう・怖い（63.9％）
・よくわからない（40.6％）
・将来のために必要（21.4％）
・自分とは関係のないもの（9.2％）
・楽しそう（3.1％）
・その他（0.8％）

「難しそう・怖い」との声が最も多く、興味はあるものの実際に運用を行なっている人が少ない背景には、こうしたイメージが先行していることが伺えた。一方、21.4％の人は「将来のために必要」と肯定的に考えているようだ。

「もし資産運用するとしたら、どのような金融商品を選びますか？」と尋ねると、結果は以下の通りとなった。


※株式会社クラウドポート調べ

・リターンは小さいが、比較的保全性が高いもの（38.3％）
・少額（1万円くらい）から投資できるもの（26.1％）
・手間がかからず、ほったらかしで投資できるもの（18.9％）
・リスクはあるが、高いリターンを期待できるもの（8.9％）
・手間をかけてじっくり投資検討をするもの（4.7％）
・その他（3.1％）

「リターンは小さいが、比較的保全性が高いもの」、「少額（1万円くらい）から投資できるもの」、「手間がかからずほったらかしで投資できるもの」に人気が集まった。節約や貯金といった身近な取り組みには積極的な女性が多いことからも、高額なリターンが見込めることよりも、保全性が高く・少額投資が可能・手間が抑えられるといった、運用への心理的ハードルが低い商品を志向する人が多いようだ。