お父さんの帰宅は22時以降で、自分だけの空間・時間が大切。子育て・育児支援サイト『こそだて』が 「お父さんの居場所」アンケートを実施

株式会社ブライト・ウェイ(東京都足立区)が運営する子育て・育児支援のポータルサイト『こそだて』が、家庭の中でのお父さんの居場所・関係についてアンケートを実施した。同様のアンケートは2011年にも実施されており、7年前と今とで、お父さんの家庭での立場や振る舞いに違いがあるかが見て取れる。

この7年間で働き方改革やワークライフバランス、子育てなど、社会的に意識が変わってきているように思えるが、家庭におけるお父さんは「7年前からの大きな改善は見られない」と、同サイトは嘆いている。

お父さんの平均的な帰宅時間は「22時以降」が21.4%で第1位。2011年の20.7%よりわずかに増えている。いっぽうで「21時~22時」は2011年の17.1%から今回は8.8%へと減少し、それより早い「19時~20時」が17.4%から20.0%に上昇。“時短”への改善・取り組みの「進み具合のばらつきを反映か」と同サイトでは分析している。

また休日のお父さんは「家族と出かけることが多い」が57.3%で第1位、2011年の51.2%より率を高めたものの、「一人の時間が楽しそう」が5.2%から7.0%へ、「仕事(休日出勤・家へ持ち帰って仕事)」も2.8%から4.7%へ上昇した。

「家にお父さんの居場所はありますか?」という質問に対しては「ある-団らんの中」が68.8%で第1位ながら2011年の82.5%より割合は低下。第2位の「ある-書斎や自分だけの空間」が11.1%から15.3%へと比率を増やした。

平日の夫婦の会話時間は「30分以下」が29.4%(2011年は26.2%)、「1時間未満」が25.7%(29.5%)、「1時間以上」が23.8%(28.1%)、「10分以下」が17.8%(14.5%)と、全体として減少傾向にある。

長時間労働が是正されないままなら、お父さんがひとりの時間に安らぎを感じ、夫婦の会話が短くなるのも無理はないだろう。こうした現代のお父さんの姿に、同サイトでは「働き方改革は道半ば?」とまとめている。果たして、2019年4月に施行される働き方改革関連法案は、この状況を改善することができるだろうか。

このほか「夫(妻)にかけられて、悲しかった・むっとした言葉」「夫(妻)にかけられて、うれしい・うれしかった言葉」なども紹介されている。疲れ気味のお父さん、お父さんに育児の協力を期待できずやっぱり疲れ気味のお母さん、双方にとって参考になるデータといえるはずだ。

(出典:子育て・育児支援『こそだて』の「お父さんの居場所」アンケート/集計期間は2018年7月4日~8月31日/集計総数216人=男性17人+女性199人/中心年齢30代)

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