今の会社にいながら別の会社で「働く」を体験できるサービス「UWORK」発表

株式会社circrew(サークルー)は、今の会社にいながら別の会社で働く体験をできる“留職”サービス「UWORK」の企業事前登録を、2018年10月1日より開始している。

このサービスは、転職はまだ考えていないものの、今の会社とは別の環境で自分のスキルを試したい、人脈を広げたい、新しい経験を積みたいと考えるビジネスマンがターゲット。ちょっとした合間時間での副業を考えている人から、出向という形で本格的に他の会社のプロジェクトに参加したい人まで、対象は幅広い。

例えば、このサービスを利用することで、外資コンサル企業で競争の中に身を置く体験や、人材派遣会社で人の人生を変えるお手伝いをする経験、NPOで社会実験を担当するなど、現在勤める会社に籍を置きながら、他の会社で仕事経験が積める。

同社によるとこのサービスができた背景には、日本の労働市場における3つの課題があるという。

1つ目は、ワーカーの課題。優秀な人材ほど離職率が高くなり、流動化が進むが、その一方で、離職後の選択肢が「転職」、「起業」、「個人事業主」しかない。どれを選んでも、成功と失敗のリスクが伴うという、

2つ目は、ベンチャー企業などで見られる、優秀な人材の確保に苦戦しているという課題。人手不足が顕著であり、採用コストも年々上がっているという背景もある。

そして3つ目は、優秀な人材を確保できている大企業などが当てはまる採用した人材に関する課題で、ポストから溢れた人材の育成課題と、新規事業立ち上げなどで必要とされる“0→1人材”の不足などが該当する。

この3つの課題に対し、UWORKはそれぞれ、以下のようなメリットを与える。

ワーカーに対しては、転職・起業・個人事業主などリスクが高い選択肢を選ばなくとも、好きな仕事につき、給料を得られる。また、同時に複数社を体験することで1社では得られない体験、スキル、人脈を得られる。

ベンチャー企業は、本サービスにおいて人材の受け入れ企業と想定。優秀な人材を、給料を払わず受け入れることができるとともに、スポット的に優秀な人材を採用することもできる。さらには、違うタイプの社員を受け入れることで周りの社員の刺激になる。

同じく、人材を送り出す側と想定されているのが大企業で、自社内では得られない体験から、視野を広げ戻ってくることで、社員自身のポテンシャル向上や、他の社員へのポジティブな影響を与えることが期待できる。

同社代表の遠藤氏がこのサービスを考えたのは、自身に会社経営をしながら大企業やメガベンチャーへ留職した経験があり、それが本人にとっても会社にとっても良い気づきになった実体験に基づいているという。

UWORKは 10月1日より、人材の受け入れ側および、送り出し側として参画を希望する企業の募集を始めた。サービス自体は2019年始までの開始を目指しており、受け入れ、送り出し企業が決まり次第、順次サービスを開始していくという。

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