8割が睡眠不足による生産性の低下やメンタルの悪影響を実感、課題は途中覚醒や睡眠の倦怠感の解消

「睡眠負債」とは、睡眠不足が積み重なることによって心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態のことを言うが、日本人の睡眠負債および睡眠状況は、仕事にどのような影響を及ぼしているのだろうか。 従業員の睡眠データを分析し、メンタル不調による休退職を削減するサービスの提供・研究開発を行っている睡眠・体内時計ベンチャーのO:(オー)は、2019年3月、アプリケーションから取得した客観的睡眠データを元にした「日本人の睡眠負債実態調査」の結果を発表した。調査期間は2018年3月18日~2019年3月17日。


睡眠に不満を感じている人の割合は?

まず「睡眠に不満を感じているか」を確認したところ、「かなり不満がある」(15.5%)、「不満がある」(33.6%)、「やや不満がある」(20%)の合計が69.1%にのぼることが分かった。なお、 産業医が“健康的”だと伝える7時間に睡眠時間が達していない「睡眠負債者」は、全体の65%に及んでいる。




睡眠不足や眠れないと感じる原因は?

次に、睡眠不足などの原因となる「睡眠課題」について尋ねると、「途中で目が覚める」、「寝た気がしない」、「早朝に目が覚める」が全体の73%を占めた。また、床についてから寝付くまでの時間が30分以上かかる人は、全体の16%となった。




睡眠不足が顕著な業界は不動産、IT

業界別に平均睡眠時間を調査すると、7時間どころか、最低必要睡眠時間とされる6時間を割っている企業が半数を超えている。特に「不動産」(4時間48分)や「IT」(5時間18分/5時間30分)は睡眠不足が顕著だった。



※O:SLEEP調べ


睡眠不足の職種は営業、コンサル

続いて職種別に睡眠時間を見ると、営業やコンサルなどが特に少ないことが分かった。




睡眠不足と生産性の関係は?

「睡眠不足により生産性の低下を感じるか」と聞いたところ、「非常に感じる」が26%、「感じる」が44.2%、「やや感じる」が14.2%と、何かしらの低下を感じている人が84.4%にのぼった。




睡眠不足によるメンタル状態への影響は?

「睡眠不足によりメンタルへの悪影響を感じるか」という質問に対しては、「非常に感じる」とした人は少なかったものの、「感じる」(28.2%)、「やや感じる」(56.4%)、もあわせると全体の87%にもなった。




米国のシンクタンク、ランド研究所の調査によると、日本における睡眠負債/睡眠時間の不足によるGDPの損失は、全体の2.9%に相当する約15兆円にも上るとのこと。健康経営や働き方改革へ取り組みには、社員の適切な睡眠時間を確保し、生産性を高めることも求められていると言えるだろう。


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