40〜50代の7割が「仕事のために学び直しが必要」と回答、しかし実行に移しているのは3割

ゼブラ株式会社は2019年3月、「学び直しについての意識調査」の結果を発表した。調査は、全国の40〜50代の上場企業の正社員を対象にウェブアンケートで実施された(全体調査3,692人、詳細調査はそこから108人を抽出)。「副業」や「ダブルワーク」など多様な働き方が推奨され始めているが、新しい仕事には新たなスキルや知識が必要になるものだ。その点について、中高年の会社員たちは「勉強」や「学び」をどのように意識しているのだろうか。


約9割が「定年後も働きたい」

「定年後も働きたいと考えているか」との質問には、89.8%が「働きたい」と回答。また「具体的に何歳まで働きたいか」と尋ねると、「70歳まで」が40.2%と最も多く、「65歳まで」(30.9%)、「75歳まで」(18.6%)、「80歳まで」(5.2%)、「一生働きたい」(5.2%)となり、多くの人が70歳を超えても働きたいと考えていることが分かった。



※ゼブラ株式会社調べ


7割以上が感じている「学び直しの必要性」

新しい知識の吸収など勉強の必要性については、全体調査3,692人のうち73.2%となる2,702人が「勉強の必要性を感じている」ことが明らかとなった。 その必要な理由としては、「長く働き続けたい」や「収入を増やしたい」が多く、以下、「副業をしたい」、「やりたい仕事がある」が続いている。



※ゼブラ株式会社調べ


勉強すべきなのに「できていない」理由とは

「勉強の必要性を感じている」と答えた2,702人に対して「仕事に関する勉強をしているか」と尋ねたところ、68.8%にあたる1,859人が「実際には勉強していない」と回答。その理由については「何を学べばよいか分からない」が最も多く、他に「記憶力や集中力の低下」、「勉強の時間が取れない」などがあがった。


「勉強すること」が新たな可能性を広げる投資であることは、学生に限ったことではなく中高年の会社員にとっても同じであることが窺える。しかし、学び直しの必要性は感じつつも、なかなか1歩を踏み出せないということも、年代に関係なく同じなのかもしれない。



※ゼブラ株式会社調べ

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