株式会社NEXERは2018年7月、一都三県在住の25～45歳の女性を対象に「老後についてのアンケート」を実施、結果を公表した。（有効回答：660人）


『「安定した老後を過ごすためには3000万の貯蓄が必要』と言われていることを知っていますか？』との問いに、「知っている」と答えたのは18.2％。残りの81.2％は「知らない」と回答している。

人生100年時代を迎え、定年退職してからの安定した老後の生活を過ごすためには3,000万円の貯蓄が必要であると言われているが、このこと自体を知らない人のほうが多いようである。


老後に必要とされる3,000万円を、『用意できる自信があるか』と聞くと、「ある」と答えたのは9.5％と1割にも達しない。一方で「ない」の45.6％、「分からない」の44.8％を合わせると９割近くにのぼる。

次に、『老後の生活費以外の大きな出費（病気や介護など）を予想できているか』尋ねたところ、「予想できている」のは18.8％、「予想できていない」は81.2%であった。

前問で「3,000万円の貯蓄が必要だと言われていることを知っている」と回答し、且つこの質問で「予想できている」と回答したのは、全対象者660人のうちわずか73人であった。

最後に、『老後の生活について、アドバイスをくれたり不安や悩みを聞いてくれたりできる相談相手がいるか』を聞いたところ、「いる」のは16.8%、「いない」のは83.2%という結果であった。

アドバイスをくれたり不安や悩みを聞いてくれたりできる相談相手がいない人が８割を超え、総じて、アラサー・アラフォー世代の女性たちは、老後の生活に関心が薄いことが分かった。